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sailor 貴帆 北田浩  Never Stop The Challenge

Profile

Hiroshi Kitada 北田浩 Class40 The Transat 2016

Hiroshi Kitada Never Stop The Challenge

北田浩 Hirohsi Kitada

Hiroshi Kitada

1964年7月28日に生まれる
青森県下北郡のSuperResort(田舎)で育つ(^-^;
血液型は「ないしょ」

1994年2月1日 29歳
サラリーマンに向かないことを悟り独立、
ひたすら働き続ける

現在
株式会社ザックスR&D 代表取締役
その他数社のオーナー

2004年 40歳で本宅建設時に、ヨットを始める
40歳からの習い事はハマルと言われる通り、ドップリとヨットにハマル
ヨットは冷えたシャンパンとお嬢さんと思い込んでいた…

2016年 Class40にてThe Transat 2016完走(大西洋単独横断Race)
Quebec−Saint-Malo、トランスパック2013、沖縄ー東海ヨットレース、Pearl Race Double Hand、他多数
SHORC南北海道外洋帆走協会
むつヨットクラブ
JSAF外洋津軽
Class40 Association
ClasseMini Association

https://www.class40.com/fr/skippers/1166-hiroshi-kitada.htm

ヨーロッパで質問されたこと上位
(2016年 The Transatにて)

Q.
トランサット参加にあたり

最も大きな壁は言語の問題でした。
私はフランス語は全くダメ、片言の英語を話す程度で、コミニュケーションがとても大変です。
造船所との打ち合わせや膨大な量の翻訳を手伝ってくれた私の友達のおかげで、船が出来上がりつつあります。とても感謝しています。
フランス語と英語がオフィシャルとなっていますが、三番目の言語として日本語を加えて頂ければ、私が助かるばかりではなく日本のファンも増え、今後class40に参加してくる若者が現れてくるかもしれません。言葉の壁を取り除く工夫があれば、もっと別の国からも参加者が増えると思うので検討して欲しいです。私は翻訳ソフトを使いながら活動をしなければならないので大変です。

Q.
貴方の居住地はどちらですか?ロリアンでしょうか、それとも日本ですか? あるいは両国間を行ったり来たりでしょうか?

A.
日本に住んでいます。
青森と函館に住んでいます。冬は氷点下10度を下回ることもあります。
昨年12月からロリアンにベースキャンプを持ち、日本とフランスを行ったり来たりです。
奥様からのお小遣いが途絶えるまで、フランスで活動をしたいと思っています。

Q.
セーリングのキャリアについてお聞きします。
初めてのセーリングはいつスタートされましたか?
何歳の時でしょうか?どのようなボートでしたか?

A.
初めてのセーリングは随分と遅く40歳から始めました。
最初のヨットは35フィートのクルージングヨットでした。
素敵な女性と冷えたシャンパンを飲みながらセーリングするのがヨットだと思って始めましたが、1度レースを経験したらスイッチが入りました。ジェネレーターを捨てました。電子レンジとエアコンを捨てました。冷蔵庫を捨てました。床板を捨てました。シャワーを捨てました。
class40はファブリックも無く掃除が楽で好きです。
今まで私はフルクルーでの活動がほとんどでした。mini6.5でソロのショートレースをした事はありますが、ソロレース経験はビギナーレベルです。今回参加されるスキッパーは若くパワフルな方から経験豊富な方までレベルの高い方が参加していると思います。その中で私は年齢的なこと経験的なことなど総合力は低いので、一番後ろから確実に走り完走することを目標にしています。
決して皆さんの前を走ることは無いですからご安心ください。

Q.
貴方にとって今までのセーリングキャリアの中で、一番素晴らしかったと言える結果や達成した事を3つ挙げてください。

A.
2010沖縄ー東海レース720マイル IRC5位
2012沖縄ー東海レース720マイル IRC6位
2013トランスパシフィック、ロスーハワイ2300マイル class2位(着順1位)

Q.
以前にソロで大西洋横断(Transatlantic)を達成された事はありますか?
また、過去に大西洋横断(どんなレースでも)レースに参戦、完走された経験はおありですか?
私は貴方がクルーを携えたトランスパックレースに参戦された経歴は存じ上げております。

A.
大西洋ではレース経験がありません。
トランスパックレースは2000マイルオーバーの距離感を学ぶ上でとても良い経験になりました。フィニッシュ後のお酒の味が違うこともわかりました。
大西洋での活動をして見たいと思っていましたが、日本人が参加するには、費用、言語、文化、距離、時間など乗り越えなければならないことが多く、簡単なことではありません。

Q.
セーリングは、日本ではポピュラーなスポーツでしょうか?たくさんの日本人セーラーはClass 40に参戦されているのでしょうか?

A.
今の日本ではセーリングはマイナーなスポーツです。特にオーシャンレースに参戦する船は極少数です。
日本にclass40フリートは無く、class40クラスでの活動に参加する日本人は私が初めてだと思います。
フランスの地で艇を建造し、日本の検査官に現地に赴いていただき日本の船舶検査を受検する事は非常に困難な事でした。いまだ解決していない問題もあります。

Q.
どのようなモチベーションが貴方をTransatにエントリーするよう突き動かしたのでしょうか?

A.
とても難しい質問ですが、一言で言えば憧れです。
フルクルーレースやダブルハンドレースに参加して経験を積んでから、チャンスがあればソロにもトライしたいと思っていました。当初予定になかったトランサットが目の前に現れたので、思わずスイッチを入れてしまいましたが、無謀だったかもしれません。
まだ幾つもの不具合があり、練習が全くできていないので、本当にスタートラインにたどり着けるのか不安です。

Q.
レースに於ける貴方にとっての志や抱負は?例えばClass 40 フリートでどの順位でのレース結果を求めていますか?

A.
今回のようなソロでの大洋横断は初めてなので、完走する事が目標です。
レースでの順位は重要ではなく、class40に関わる多くの方々と友達になれれば嬉しいです。

Q.
貴方はフルタイムのセーラーですか?
他にお仕事をお持ちでしょうか。

A.
私は趣味の領域のアマチュアセーラーです。
今年の1月まで23年間、自社の社長業をしていましたが、2月からはオーナー業に移行しました。これでヨット三昧が可能になります。

Q.
幾つかの貴方の写真の中で、犬とセーリングをしているのを見かけました!
犬のお名前はなんですか?
普段から犬をセーリングに連れて行ってるのですか?

A.
私の愛犬はゴールデンレトリバーのマックと言いますが、2013年春に13歳で亡くなりました。
お問い合わせの写真は私の友達のビーグル犬の事でしょうか?彼はバロと言います。
友達とバロは毎日のように一緒にセーリングしています。
写真は友達とバロと一緒にセーリングした時のものかもしれません。

Q.
なぜ、Class 40 でのセーリングなのでしょう。
貴方にとってのClass 40 とは?

A.
class40には海上ラリーマシンと言うー印象があり、憧れていましたが日本には実艇も情報もありませんでした。
35ft、36、37、41と乗り継いできましたが、IRCなどのハンディキャップレースに魅力を無くしていたので、mini6.5を購入して遊んでみたら抜群に楽しく、class40への気持ちが大きくなりました。
サンマロに2014Route du Rhumを見に行って、複数のスキッパーから船を見せてもらったおかげで気持ちが固まりました。

Q.
なぜソロ(シングル)で?

A.
友達がいなくなったから!(冗談冗談!!)
答えは簡単です、気楽だから。
全てが自分の責任なのが、わかりやすくて好きです。

Q.
長いスパンでの貴方の今後の目標、抱負をお聞かせください。Vandee Globe でしょうか?
Transat Jacque Vabre でしょうか?

A.
おじさんをいじめないでください。本音を言えば事件になりそうなので内緒です。
一緒にお酒でも飲めば口を滑らすかもしれません。

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